社内研修を担当する講師の皆さま必見!「これだけは知っておこう!社内研修の進め方」
名古屋を中心に、コーチング、研修、オンラインセミナーを提供するプラス・エムです。
マナーやコミュニケーションなどの研修を、外部講師ではなく社員が講師として担当される企業様もあるかと思います。
講師初心者の方にはハードルが高く、どうして良いか悩まれてしまうのでは?
・コンテンツをどのようにまとめたら良いか分からない
・本番の研修中に注意したら良いことは?
・人前で話すことがあまり得意でなく自信がない・・・
上記の様なお悩みや課題を解決する「社内研修の進め方」についてまとめました。
目次
◯社内研修を成功させるにはポイントがあった!
外部講師ではなく、社内講師にて研修を開催する理由は多々あるかと思います。
研修会社に依頼するよりも経費削減が出来る
外部の人より社員の方が社内事情が分かっていて進めやすい
日程や時間変更など社内の状況に合わせ融通が効く
多くのメリットがある反面、専門分野ではないため、任された社員はプレッシャーを抱え、効果も半減してしまう可能性もありますよね。
どのような内容を盛り込み資料を作成して良いのか分からない
眠くなってしまう研修、伝わらない研修にしないためにはどうしたら良い?
そもそも大勢の人の前で話すのは慣れていない・・・
社内研修を成功させるためには、大切なポイントがいくつかあります。
まずは、コンテンツ作り
研修当日は資料に沿って進めることになります。
その資料の中身、つまりコンテンツは研修の地図となります。
正しい地図でなければ、行きたいゴールへ到達することは出来ません。
講師も受講者も迷子になることなく、同じ目的地に到着出来る内容を組み立てましょう。
受講者を眠らせないためにはコツがあります!
人が話を集中して聞ける時間はわずか15〜30秒とも言われています。
数時間〜半日、もしくは朝から一日研修であれば、受講者が眠くなってしまうのは当然ですね。
そのためには講師が一方的に話しているだけでは良くないでしょう。
様々なコミュニケーションスキルを盛り込み、バーバルだけでなくノンバーバルなコミュニケーションを意識する必要があります。
話すことに自信がなければ、準備や心構えが必要
社内研修の講師を任された方は、それなりに「話せる人」なのではないかと思います。
社員としてのキャリアがあり、普段から話すことが得意そうな評価を受けている方に、白羽の矢が当たるのではないでしょうか。
とは言え、研修という長丁場を任されるとなると、かなりのプレッシャーを抱える方も多いでしょう。
「自信を持って!」「何とかなる!」そんな励ましの言葉をもらっても、本当の自信は持てず、何とかもなりません。
根拠のある自信が持てるために、しっかりとした準備や心構えを持って臨めると良いですね。
◯研修のために大切な3つの必要なこと
①効果的なコンテンツの作成
研修のねらいと目的をはっきりさせる
研修を受けた後、受講者にどうなってもらいたいのか、ねらいと目的があるはずです。
ゴールが明確でなければ、講師も受講者も迷子になってしまいます。
何のための研修なのか、受講後の理想の姿はどのような状態なのか。
コンテンツの中にしっかりと盛り込み、確認しておくことが必要ですね。
ワークを入れる
講師が一方的に話しているだけの研修は退屈で眠気も招きます。
文字が多く、読むだけ見るだけで分かる教科書のようなテキストもお勧めしません。
受講者が自ら考える、書く、話し合う、発表する、やってみる、の様な動きのあるワークを取り入れることは大切です。
講師と受講者の発言の割合が5:5くらいを意識して研修内容を組み立てると良いですね。
始めと終わりが大事
何事も最初と最後が肝心です。
研修の最初に、ねらいや目的を確認する項目や自己紹介などを盛り込んだスタートアップワークを入れる。
研修の最後に、全体の振り返りや感想とこれからの意気込みを発表する結びのワークを入れる。
第一印象となるつかみが肝心。そして終わりよければ全て良し。
このことを肝に命じておきましょう。
②受講者との必須コミュニケーション法
コミュニケーションの代表的なスキルは『聴く』『質問』『承認』です。
これらの3つを講師がしっかり取り入れることが大切。
・聴く
受講者の発言に耳を傾け、アイコンタクトを取って相づち、うなずきをして聴きます。
講師が伝えたいこと、教えるべきことも沢山ありますが、受講者が考えることや思うこと、時には質問もありますので、しっかり聞き取ることが大切ですね。
・質問
講師が一方的に話し続けると退屈になってしまいます。
実際答えていただかない質問でも良いので、
「ここまで分かりますか?」「このように思うことありますよね」「さあ、皆さんはどの様に考えますか?」
など、問いかけ型の言葉を発して、受講者の脳を常に動かすことを意識してみてください。
・承認
言葉の通り、認める、受け止める、ほめるなどの行為です。
受講者一人一人の存在を大切にし、言葉や感情をしっかり受け止めます。
ワークなどでの発言や、やって見せてくれたことに対しては、良いところを見逃さずにほめます。
出来ていないところを注意したり課題やアドバイスを伝える前に、承認がしっかり出来ていることが大切です。
③人前で話すための準備
社員としてのキャリアがあり、それなりに「話すこと」に経験と自信はあっても、「講師」としてのプロではないので、やはり緊張するかと思います。
そのためにしておかなくてはならないことは、やはり『練習』です。
資料を何度も読み込み、時間を計り声に出して話してみる。
プロジェクターを使うなら、パソコンなどの操作も慣れておいた方が良いです。
ホワイトボードを使用するなら、どこに何を書くかまで考え実際に書いてみます。
本番通りに何度もやってみて、経験しておくことですね。
自分には出来ない、失敗するかも、という『思い込み』『決めつけ』をやめて、うまくいくこと、成功することをイメージして取り組みましょう。
研修をすることは、自分が格好良く話すこと、緊張しないで進めることが目的ではないですね。
自分のことばかりを考える『自分軸』から、本来の研修の目的や、何のため誰のために行うのか『相手軸』に視点を変えてみましょう。
◯外部ではなく社内講師のメリット
外部の研修会社に依頼するのではなく、社員が講師を務める社内研修にはメリットが多くあります。
経費削減になる。社員の方が社内事情が分かっている。開催日時や場所など融通が効く。
良いこと尽くめの社内講師の研修が増えれば、私たちのような外部講師は仕事がなくなり大変です。
それでも少しでも皆さまのお役に立てればと、今回思い切った内容を公表いたしました。
もしなかなかうまくいかない、最初だけお手本となる研修を開催して欲しいなどのご要望がありましたら、当社にご依頼くださいませ。
プラス・エムでは、名古屋を中心に、ビシネスマナー研修、コーチング、オンラインセミナーなどを提供しています。
「話し方」「コミュニケーション」など、皆さまの課題に合わせてオリジナルコンテンツの作成も可能です。
詳細についてのお問い合わせは、プラス・エム ホームページの「お問い合わせ」からアクセスください。